ブランド・メーカー各社のプラチナ事情
ブライダルリング(婚約指輪・結婚指輪)を販売及び製作するブランドやメーカーでは、
自社の特色を出す一つとして、プラチナの強度を高める工夫をしています。
■どんな工夫なの?
通常は、プラチナにパラジウム(プラチナの仲間である白金族)を加えたものが
一般的なのですが、それにさらに違う鉱物(プラチナの仲間である白金族、
ルテニウムなど)を加えることで、よりキズのつきにい強いプラチナに
しているようです。
そして、その配合比率は企業秘密にしているところが多く、
それぞれのブランドやメーカーが使用しているプラチナには
様々な呼び名がついています。
※呼び名が同じでも配合が違ったりする場合もあるようです。
■代表的なオリジナルプラチナ4種
・ウルトラハードプラチナ(UHPと表記されることも)
・スーパーハードプラチナ(SHPと表記されることも)
・ハードプラチナ(HPと表記されることも)
・プラスハードプラチナ(+Hard Platinumと表記されることも)
配合比率が秘密なため、オリジナルのどのプラチナが優れているのか、
どれくらいの差があるのかは不明です。
でも、もしそのブランドやメーカーが倒産などして、別のお店で
サイズ直しをお願いしたらちゃんと直してもらえるのか、の方が
心配なので、できれば消費者の事を考え、ちゃんと公表して欲しいと思います。
ちなみにヘブンリーレッドは、
・プラチナ 90%
・パラジウム 8%
・ルテニウム 2%
のハードプラチナです。
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