大切な儀式である結納 【結納とは?】
最近めっきり減ってしまった結納ですが、日本の伝統ある儀式であり、現在も少なくはなっていますが、地域によっては必ずおこなわれたりと無くなることはないと言われています。
そんな、結納について触れてみたいと思います。
【結納とは?】
まずは、結納とは?から始めましょう。
なぜするのか?いつするのか?どこでするのか?など、どうしてもめんどくさい、難しいと思われがちな結納を簡単に解説してますので少しでも知って下さい。
□結納は、なぜするのでしょうか?
⇒結納とは、口約束だけでなく男性側から女性側に心を込めた贈り物を納めることで、社会的に二人が婚約者として認められる大切な儀式をいいます。
又、結婚する二人だけでなく両家が親族となったお祝いの意味も込められています。
結納を知らない人の中には、
「お金や品物と新婦を交換するみたいで嫌っ!」
という意見もありますが、これは結納の数が減り、結納本来の意味を伝えれなくなったことが原因と言えるでしょう。
□結納はいつするのでしょうか?
⇒一般的には、挙式の6カ月~3カ月前の吉日(良い日)と言われ結婚が決まれば一日も早く行う方が良いとされていますが、結婚する二人と両家の両親の都合もありますので、急ぐよりもきっちりとすることを優先した方が良いでしょう。
□結納は誰がするのでしょうか?
⇒本来であれば、仲人(なこうど)がご両家を往復するわけですが、仲人を介さない略式(簡単にしたやり方)と呼ばれる形式でご両親様や、ご本人とご両親様で納める形が最近は多くなっています。
これは、結納同様、仲人自体を省く近年の傾向からも見てとれます。
□結納はどこでするのですか?
⇒本来は新婦宅に出向き行いますが、最近ではホテル、結婚式場、料亭などで行わることが多くなっているようです。
ホテルによっては、結納の品を飾る場所や台を用意し、専門のスタッフが常駐していたりしますので、安心して結納をすすめることができます。
□結納はどのようにするのでしょうか?
⇒新婦側へ心を込めた贈り物を結納という形でお送りします。
まず、仲人が新郎宅で結納を預かり新婦宅に届けます。
口上(お決まりのセリフ)を述べ結納を納め、次に新婦側で用意した受書(うけしょ=結納品が書かれた領収書みたいなもの)を預かって新郎の家に届けます。
最近では、略式で仲人の代わりにご両親がお納めになる場合が増えてきているようです。
次回の【基本編(2)】では、結納金や結納飾りについて分かりやすく解説します。